2007年4月25日水曜日

「Jpn」

日本のパートⅠ国入りに伴い、「G」の表記をこれまでのように自由に使えなくなったというのは、すでに皆さんもご存知でしょう。
JRAのレースでは、外国馬に開放されていない3歳クラシックとそのトライアルに「Jpn」という独自の格付けを与えることとなりました。地方でも主催者ごとに「G」に代わる新たな表記が考えられたようです。

「Jpn」自体のセンスはともかく、なぜJRAはクラシックを外国馬に開放しないのでしょうか。外国馬が出走することで馬券的にレースが難解となり、ファンが離れていくのを危惧しているのでしょうか。すでに国際化されているグレードレースでさえ外国馬がやってくることは稀(昨年のジャパンカップの惨憺たる状況がその最たるもの)なのに・・・。
しかも、クラシックの出走権は賞金順であり、日本の他国に比べて高い賞金体系から考えても外国馬がいきなり桜花賞やダービーに出られるとは思えません。トライアルからつかってくることももちろんありうる話ですが、まったく勝負にならないような馬ならそこでサヨウナラ、逆に権利を取れるような馬なら一度日本で走ることで本番での予想もしやすくなるはずです。

やはり日本ダービーがGⅠで無いというのでは、真の国際化と言えないでしょう。

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